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Dirty Dirt

ビクトリア! そしてPiotr KurekとFrancesco de GalloユニットAbrada “s/t”
ビクトリア!

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きのう。
届きました。

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Abrada “s/t”
ポーランドのFamily Adventuresから。
DigitalisからだしてたりなPiotr Kurekと、Hobo CubesのFrancesco de Galloさまユニット。
レーベルはPiotrさんのレーベルです。
Piotrさんにカセットテープほしいんですけれど、送料とかいれていくらになります? とメイルしたなら、今送ったけれど、送料いれたら10EURになった! とちょっと気のはやいPiotrさん。ちゃんと切手をはっておくってくれました。緩衝材として、カセットテープのまわりにサランラップ巻いてるっていうのは初です。

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はじめ、テープがおかしいんではとおもうかんじな、ぶつぶつかげん。
Piotrさんのオリエンタルな音のつらなりオルガン(ってかいてるけれどシンセな音)と、Galloさまの酩酊した男臭いサックスが、ドラムマシーンのビートのうえで、蜃気楼のように中東あたりの都市を浮び上がらせてます。よいな。ながくききたい。






Hobo Cubesについてはここでなんどもなんだけれど、Piotrさんの “Heat” は名盤です。ジャケットのデザインはBrad Rose!





知ったこと。

digitalisが火曜にカセットテープリリースだって。しー没さんとか。


シカゴのScenic Rhythmsというところのコンピレーションを注文。30組入り、30組のうちひとつも知らない。たのしみ。




あと、もうひとつしったこと。
これ。
ドラムマシーンな音にノイズがかった電子音とか好みすぎる。来週たのしみ。



こんなかんじで当分はf(x) のはなししかしません。ベストとか考えてる場合ではなくなった、わ。
| - | 04:48 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ソルリ! BIG LOVEさんでのLaraaji Rimixiesとか
ソルリ!

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きのうのクリスタルにつづき、ソルリの予告画像がでてたけど。
もう、曲がどうなってるのかたのしみでせんかたない。
いままでもアイドルな枠超えすぎてたんで、インダストリアルなのとかすらやってきそうな気さえする。



きょう。
お昼にカセットテープが届いて、きゃあきゃあなってPiotrさんにメイルでお返事したあと、寝落ち。起きたら18時で、驚いた。
急いでBIG LOVEさんへ。
土曜なんでBIG LOVE TVな日なんですけど、仲さん急用なため不在、店内の様子が流れてるっていう状況だったんですが、ビールを飲んでると仲さんから連絡が。
トダくんとCHIRO、ふたりでしゃべって。
と。
えぇっ! なりながら、もうすぐさま。
はじめは、もっとなにかしら進行のようなことをしなければ、とかおもってたんだけれど、わたし、向いてないよね。
わたしは音楽のはなしか行き当たりばったりな極端なはなししかできないし、Chiroちゃんもすごく感覚的にはなすしで、半ばカウンターのなかのマルくんがマイクなしで司会進行みたいになってました。
なんというか、ほんといつもお店ではなしてるかんじそのままに。つぎ仲さんに会うのがこわい。。
でも、いつもあんなゆるいかんじで、お店で音楽、アートのことにからめながら恋愛のはなしとかしてるんです、こわくないでしょ? だから、みなさんもお店へくればよいとおもいます。

で、きょうの買い物です。

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Laraaji “Laraaji Remixes”
All Saintsから。
アンビエント、ドローン好き、とかいいながら、わたし、現行のしか追わないのでそうきいたことないんですが。Enoとかもまえはきかなきゃとかおもいながらでしたけど、いまはきくことないくらい。
RVNGからのでBluce Controlとの共作だしてた電子ツィターなLaraaji。
これはリミックス盤なんだけれど、Bee Mask、Ela Orleans、Sun Araw、Motiion Sickness Of Time Travelが参加っていうわたしにとっては豪華すぎ。
盤の中央にLaraajiの顔面プリント、それが生首のよう。

Bee Mask
元ネタなしでもこのひとはこんなかんじ、っておもうけれども。
きらきらした音の細やかな反復に、低音のビート、ところどころのノイズに、トツゼンに無音な空間づくりにと。よいです。



Ela Orleans
きょねんはかなりテクノに走ってたけれど、これはもともとなポップ感があらわれてて。はじめにもとのきらきらした音にビートを重ねながら、そこにゆるくちょっと国籍不明感あるポップなかんじに移行してゆきっていう、すごくよいです。

Sun Araw
変態すぎる。Bee Maskのときどき無音な綱渡り感すらすごくまっすぐアンビエントにきこえてしまうくらい。ゆるくローファイ気味なもとの音の処理なところに、シンセドローンと、ぐちゃぐちゃシンセが、生あったかい空気の固まりがぐふぉおおおと吐き出されるようにで。

Motion Sickness Of Time Travel
BL TVの放送中に流したんですけど、これでもかとドローンでしたね。
ゆったりドローンから、終盤きりきりと舞うノイズも重ねられながら、その奥にうっすら宇宙シンセ、でさらに重ねられるノイズと。

って、まさかBLさんでMSOTTのはなしできるなんておもってなかった。

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Heroin In Tahiti “Peplum”
Yerevan Tapesから。
German Armyのカセットテープがすばらしかったここ。なぜこんなわたしが買うようなカセット主なレーベルのがここに、とおもっていたなら、Avant! のサブレーベルなのね、ここ。仲さん解説ではじめて知りました。
このひとたち、知らないんだけれど、これまでもLP1枚だしてるみたい。
もはやこんなおっさんいないだろう、髭面の男が胸毛をほうっぽりだして汗まみれで暴れてるようなぎらついたサイケデリックなギターのフレーズが、暗黒な電子音とサンプリング上にぎりぎり着地しています。




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Lady Lazarus “All My Love In Half Light”
LebensStrasse Recordsから。
ちょっとローファイでミニマルなピアノ反復なうえに気怠く弾き語りっていうのが気に入って、まえのは本人直で買っていたりしてました。なのでいれてくれてるの、うれしい。
前作よりも、反復感なくなってローファイ加減もちょっとクリアになって、特徴なくなってるやん、っていうはじめの印象はあるけれど、気怠さはそのままで、なんか好きだわ。




こんなかんじで、日々新譜なため、右半分ベストはまだもうちょっとかかりそう。。
| - | 04:37 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
f(x) がカムバ! Red light
きょねんのシンセウェイヴのベスト曲からの、ミニマル反復〜ビートなベスト曲。





そう、f(x) です。
けさ起きたらf(x) がカムバするっていうお知らせが!
そこそこおっさん、きゃあ! とおもうだけでなく声にだしてきゃあといってしまいました。
誰が好きってきかれたなら、GrouperとMotion Sickness Of Time Travel、そしてf(x) って答えるくらいに好き。
Jessica & Krystalでももうすぐカムバってちょこっといってたみたい(ききとれなかった)。でも、クリスタルがソルリと電話してたとき、ソルリ、レコーディングスタジオにいるっていうってたから、カムバもうそろそろ? とおもってたら、トツゼンに。

あたらしいアルバムのタイトルが “Red Light” で。
そういえば、ことしRed Lightっていうめちゃくちゃ美人なインダストリアル女子の7インチ買ったな、とかおもいながら。関係ないですけれど。
この子たちね。
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いやいや、Red Lightよりもえげつないことなってた、クリスタル!
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曲、どんなかんじなんだろう。ソシみたいに暗黒な路線なのかな。
もう。
f(x) のことで頭いっぱいで、帰宅してから5時間、これまでの映像を引っ張ってきてみてました。カセットテープ、きけてない。。
そう、きょうも届きもの。


ロシアのSingapore Sling Tapesから。
きょねんはGiant Clawなどもだしたりと、裏Orange Milk感があったここ。

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Ballerine Nadiya “s/t”
これでもかとローファイ女子。Jカードのネコがかわゆい。わたし、イヌ派だけれども。



Q///Q “Grude Gourds”
ことしいっとうお気に入りなうちの一組、German Army。その別名儀? な。Self-Help Tapesからのもちょうど届いた。
German Armyよりゆるいかんじ。




きのうは。
唐突にめちゃくちゃなことかいて、申し訳ないなとかおもいながら。
もともとあまりにひとりなんで、つながり、きぃ! となることがありまして、申し訳ないです。
Twitter経由でだいじょうぶですか? とか、カセットテープをききはじめたきっかけなのでブログつづけてください、とかメッセイジいただいて、すごくうれしかったです。ここきっかけでひとりでもカセットテープを好きになってくれはるのって、いっとううれしい。いや、いっとううれしいのはここ読んだ女の子が会いにきてくれる、だけれど、ほんとうれしいのです。ありがとうございます!
なんか、あわないな、という空気はぶちぶち断ち切りながら、じぶんなペースでゆこうとおもいます、よ。
などといいながら、じぶんなペースもよくわからないんだけれど。先ほどから6月まとめをかきはじめたんだけれど、42カセットテープと、今月も余裕の日数超え。このままゆくとことし500ペース。さすがに、しんどい、生活が。。
| f(x) | 06:27 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Caroline Says “50,000,000 Elvis Fans Can't Be Wrong” AU+ “Emily EP”
きゃん!
Form A Logにも参加なContainer、9月に来日、うれしい!

ここ数日の届きもののうち、いくつか。

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Caroline Says “50,000,000 Elvis Fans Can't Be Wrong”
Noumenal LoomとHappenin Recordsの共同リリース。
ことし、Noumenal Loomはすごいとおもいます。Giant Clawの9月なレコードってこことOrange MIlk共同リリースみたいだし。
食品まつりさんのつぎは、これでした。なんていう振り幅。そういうところもすごい。
テキサスのかなりポップな女の子な歌ものです。演奏なオルガンとかもはいったバンドなかんじだけれど。

爪弾きなギターとコーラスの重なりな1曲目からかなりさわやか。
で、ちょっと牧歌的ですらあるギターのフレーズだったり、B面ではちょっと疾走してみたりと、かなりさわやかかげん。で、ところどころ、ざらついた質感をだしたり、曲の終わりがふわっと処理されていたりと、細やかな音の処理もほどこされていて。カセットテープのさわさわ感できくのにすごくよい。
まったくあたらしいことしてるっていうかんじはないですけど、若干はスキーで芯の強いヴォーカルが、そのさわやかな曲とあわさって、すごくここちがよいです。

好きなのはA面3曲目、ブラスな音?のドローンにあたたかくも切ないピアノの反復、そこにうたがはいってきて、最後サンプリングなのかテープのかすれるような音の混濁。すごく好きなHeather Woods BroderickやらFelixだったりな、あたたかい質感があります。
カセットテープ好きとかではなくってもおすすめな。





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AU+ “Emily EP”
イタリアのあたらしいレーベルMinimal Trendから。イタリアで暗黒女子っていうだけで、ぜんぶ買ってよいとおもいます。
Brad Roseさまが6月のんであげていて、すぐさま注文。
真っ白紙ケースに、銀色な文字っていうのも、よいです。

Emilyっていうタイトルだけあって、エミリー・ディキンソン、エミリー・ブロンテの詩に音をつけてるみたい。
で、それにあう音かっていうと、まったくですごい。
ぶつぶつと無愛想に打ち続けるかわいたビートをバックに、ポエトリー・リーディングなんだけれど、そのビートに呼応して音振り切れてノイズがかったシンセが重ねられたり、靄のむこうでうっすらなビートと声、そこに唐突金切りノイズ、不穏なシンセはふくらんでふくらんで。
最後の曲は左右にゆらぐ明滅シンセだったりと、全体的にかなり暗黒ななかなインダストリアル・ポエトリー・リーディング。かっこよい。



ここつながりなXiuっていうひともよさげだし、ここ、覚えておこうとおもいます。





知ったこといくつか。

Krankyから。
2枚目なアルバムをだしていたベルギーのクラシカル女子ドローンChristina Vantzou、そのリミックスにMotion Sickness Of Time Travelが参加してます。
前作のリミックスも、White RainbowにDustin O'Halloran、ISAN、Ben Vidaなどなど参加ですばらしかった。




空機なRocket Machineから。
きょねんBandcamp配信だけだったBrad RoseのCharlatan “Night Circus” がカセットテープででます。
JカードがBandcampでつかわれていたジャケットなキリンさんそのままつかっていて、うれしい。




最近。
わたし、丸くなってるような気がするので、たまにはぐちぐちいおうとおもう。いや、いってるか、普段から。


Twitterで。
ヘンな音楽ばっかりきいてるから、つながるのもヘンな音楽きいてるひとばかり、とおもいきや、気づけば、ニッポンのバンドなことばかり目立つし、やたらと渋谷系のことが語られてたりで、わたしに必要なヘンな音楽へたどり着くのんがたいへんになってしまってるので、直接知り合いとかでない方で、音の趣向がな方、ぽつぽつ切っていってます。すいません。。

BLさんでお酒のみながら仲さんとよくおはなしするけれど、いまの若い子って、インターネットで世代飛び越えてむかしのよいものもいまのと横並びでとらえられて、っていうかんじ。たとえば、きょねんからだけれど、やたらと渋谷系あたりのん、好きなひとおおいし、もっといえば大滝ヤマシタあたりとか。若い子たちだけでなくって、そのあたりの音を若いときにきいたままほとんど止まったひともここぞとばかりにで。それが、わたしにとってはすごくこそばゆいです。とくに渋谷あたりは、こちら真っただ中で育ってたくさんきいてたほうなので。そして、たしかによいんだけれどね、でも。

そのむかしなのを追う時間と金銭を、あたらしいひとをヘンなひとを探すのにあてたほうが、よいとおもう。
すでに、よいと語られてるものって、10年先も逃げないけれど、いまでてるよいのか悪いのんかわからないものって、10年先ってそうそうたどりつけないし、よいのかわかんないものきいてるほうがたのしい。えっ? これってわたしだけですか?

このブログのタイトルって、Black ClackerとBunny Rabbitの曲名からとったんだけど、いまきくひとなんてまずいないし、わたしだってちょっとこそばゆくなります。でも、当時はなんやこれってたのしかった。ヒップホップなめてるだろ、と。ただでさえ、インターネット経由でたくさんあたらしいひとがでるのに、むかしのんまで追ってたら、そういうのんにたどりつく余裕がなくなるとおもうのね。

ひと世代うえのひとたちがきいていたよいっていうものをいまきいていて、じぶんがそのひと世代うえのニンゲンになったとき、なにを語れるのかっていう。いや、そもそもそうやって流されてる子って10年後に音楽のはなしとかしないんだろうなとおもったり。

フィジカルになじみがないんなら、ダウンロードでも許そう、いや、許さないけど。でも実際お金ないものね、若いときって。わたしだって、いまだお金がないけれど。
でも、そのかわり、ダウンロードなんだから、こちらが買ったものをうわまわるくらいにきいてないと、おぉ、っておもえない。そのあたり、やっぱりBandcampな音源のことかいてるかたでも、突出してるひとってすごいなとおもえる。

そういうのからはずれて、しっかりとじぶんの道で、そこにあたらしいのをちゃんと追えてるひともすごいなとおもえる。
そして、すごいっておもえるひとが紹介してくれてるものしか、反応できない。

あとは、容易すぎるのね。Twitterとかでもあたらしい音楽をあげてくれるひとがいるから、それをきいてれば、あたらしいものを追えてしまうっていう。でも、そっからもぎゅんとはずれて、なにこれ、意味わかんない、みたいなのがあまり知れない。そういうのって、京都のひとくらいになんないと、いないのかしらとかおもったり。単にわたしがズレてるっていうのもあるけれど。いや、それがすべてか。
なんというか、みんな優等生でつまんない。音楽な面でね。

インターネットなうえだったら、もっとはちゃめちゃできるとおもうのね。暴言吐くとかいう意味ではなくって。なんか、つながりのなかから、でないかんじがする。

BLさんってだいじ。わたしひとりだと、ほんとヘンなのしか追わないけど、ちゃんといまかっこいい音とか、音のまわりのことまでおはなししてくれる。なんかやらなきゃっておもわせてくれる。
結局のところ、わたしができることって、ほかのひとが手をださないようなものも買ってきいてなんかいうことくらいなんだけれど。そうそう、やりたりことってないのよね。きくことのほか。でも、なんかやらなきゃあね。

仲さん、こわい、とかいうひといるやもだけれど、こわくってもあそこでしか手に入らないものってたくさんあって、こわい、って理由でお店いかないんなら、音楽に対するおもいもそれまでっておもうし。わたしもこわかったです。買い物してすぐ逃げ帰ってました。でも、ちゃんとみてくれてます、あちら。ちゃんと買い続ければ、ちゃんとおはなししてくれるんです。そういう敷居の高さって必要。その敷居をまたげないんなら、どうせそのうち追わなくなるんだろうから。

まずはなにかしら、あたらしいものを追うこと、追い続けること。お金なくなろうと、まわりでその音のはなしできるひとがひとりもいなくったって。ただし、追えば追うほど、はなすひといなくなりますよ。カセットテープのはなしがしっかりできるひとって、ほんといないし。でも、そういうひとたちとあったときのうれしさってすごい。

なんか、長くなってしまったけれど、いいたいのは、若い子たちはうえの世代がよいっていうようなものなんてきかなくってよろしい、っていうこと。
そういうこちらもそこそこおっさんなんで、わたしのいうことなんかもきかなくったってよろしい、ということになるけれど、それでよいとおもいます、よ。

若い子ぉへ、ってかいてる時点でもうすっかりおっさん。そろそろ潮時かしら。
| - | 05:45 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
オーディトリウム渋谷でのライナー・ヴェルナー・ファスビンダー映画祭での『アメリカの兵隊』
きょうは。
休みなので、もちろん原宿へ。BIG LOVEさんへ。
レコード3枚買ったんだけれど、まずはそのあとのこと。

オーディトリウム渋谷でのライナー・ヴェルナー・ファスビンダー映画祭へゆきましたん。

ファスビンダー、好きです。
誰が好きってきかれたら、ヘルツォークとファスビンダー! あとはリヴェットにとか、いう答え方します。
セシルBみたいにファスビンダーって墨いれたいくらい。

『アメリカの兵隊』
パリにいたとき、Sacred Bonesオーナー似な方が受付たってたAccatoneでファスビンダーはめっちゃみて、いままでベルリンなんたらのほかはけっこうみてるはず、とおもったけれど、ちょこちょこと見逃してるのんあります。これも。
70年、だからパン助あたりとおなじころ。
そうそうみるひといないから、いろいろとかいてしまいます。

アメリカから帰国した殺し屋に警察が殺しを依頼し、そして淡々とそれをこなしてゆく殺し屋。で......なんだっけ。忘れたわけじゃあなくって、内容なさすぎるのよ、ほんと。

警察がなぜだか殺しの依頼してるし、その警察3人組もマッチョなリーダー、ちょっと太っちょ、メガネでエロトランプを凝視する変態と、キャラクターもたってるのに、一切いかす気がないし、その3人組がなぜ殺しを依頼してるのかもよくわかんないし、そして、なぜ最後主人公たちと対峙してるのか。
むかし住んでたっていう家へ主人公とファスビンダー(歩き方がヘン!)と訪ねるんだけれど、その住んでたときの知り合いだろう老婆、ふたりが立ち去ったあとふたたびうつしだされるんだけれど、あとに絡んでくること一切ないしっていう伏線一切回収されない感。
ホテルの女の子も、娼婦を読んで裸でいちゃつく主人公の部屋に勝手にはいってきて、トツゼンすぎるエピソードの語りに、主人公にいちゃつき軽い感じな子だとおもいきや、電話でちがう男と別れ話してトツゼンに自殺したり。
母親との再会、父のはなしもでてきて、そこであの男のまわりのニンゲンとじぶんがあうはずがないと主人公が語るんだけれど、父のこと、どころか、母親、ましてやさわぎたててる弟? とのあいだになにがあったのか、一切読みとることができないし、手がかりすらも転がってない。

終始、ゆったりなカメラの動きが。
警察3人組、真ん中のひとの顔面をうつして、ゆっくりと右のひとうつして、また真ん中戻って今度左のひとをっていうなんだこの遠回り感。そして、真ん中のひとの顔面をうつすとき、ときどき、ものすごい速度でズームするのね。しかも意味がないんだよ、そのズームに。
鏡を挟んで対峙するファスビンダーによくある写し方もあったり、ソファで寝転ぶ娼婦とそれに命令する警察官のところの写し方とか、どきりとしたりしながら、はじめの殺し屋が来たって電話がくるシーン、ベルの音よりみんなが電話をみる動きがいっしゅんはやかったり、はじめのほうの車でのシーンの車の動きとハンドルのあわなさだったり、微妙なでたらめ感もあったり。

電話で、じぶんのなまえの説明が、SFのS、犯罪のC、HellのHとか説明してて、もはやギャグ。
あと、ステーキに電話線がべったりついてるのが気になりました。

最後の警察との銃を向け合う対峙シーン。あっさりと2転3転する軽やかな展開から、撃たれる主人公。そして、一切説明されないけれど家に戻ってくるとわかったときのおびえようから、兄を愛してるとかいったり、なにかしらか問題が過去にあったらしい主人公の弟? が、その撃たれた主人公の死体に、延々とべたべたまとわりついてな長回し。すごいです。それまでの、なにも語られないおさえたかんじとの、ギャップが。
そして、はじめのクレジットででてるんだけれど、ファスビンダーがつくった曲がながれて。
映画のことなんて一切はなしのなかではでてこないのに、映画に裏切られた、みたいな歌詞がでてきて、パン助つくっても映画たいへん感、おさまらず、ここで歌詞にまで。


そう、劇中のギターな曲がいちいちよい展開よい場面な終わりってかんじで軽快にながれるけれど、いや、なんもオチついてない、その落差がたのしかったり。

なんだろう、ひとつのことからなにかしらを掘り起こそうとしても、なにもみつからないくらいにすっかすかにつくられた土台のうえを、ただただ筋書きが横滑りしていってるかんじ。おおよそ意図的なんだろうけれど、そのなにもでてこないすっかすかな土台のうえでも、見事におかしな緊張感と、妙に淡々としたかんじで映画を成立させてしまってるので、すごい。
犯罪映画へのオマージュ、っていうほんと枠組みだけで最後まで走りぬくかんじで、ほかの作品にでたならもっとアクが強そうなひとたちもおさえておさえて、見事にすっかすかに枠組みと映画がすすむことへの仕掛けとして配置されてるだけなかんじで。そのなか、なぜか兄を愛する弟だけが爆発してる。描きたかったのはそこなのかな、ではなぜとかおもったり。
あらためて、ファスビンダーいろいろみかえしたいなとおもいました、よ。

で。
ナカシマさんと映画館でお会いして、そのままBLさんヘ戻って、そのあとごはん食べて帰宅。
映画のことをかくと、長くなる。なので、いったん、ここで。

そうだ、BLさんでハルカさんにいただいたのど飴が、ぴりぴりと腫れてるところにしみて痛いんだけれど、そのあとのすっきり具合が、薬よりもきいてる気が。ありがとうございます!
| - | 02:28 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Alis “Apache”、Gang Of DucksからなSudden Infant “What Am I Doing Here”
まえの恋人から。
出会ったとき、音楽をまったくきかないといわれました。でも、その子のPCのデスクトップがスカートのジャケットのだったり、アジアンカンフーなんたらのツアータオルみたいなのもあったり、iPodも毎日持ち歩いてました。
それでも音楽きかない、といわせてしまう、圧みたいなんでてるのかしら、わたし。よくないですね。
専門学校なときからの友人にきいてみたら、圧、でてるみたいです、やっぱり。どおりでモテない。。

ブログにTwitterにで、これだけカセットテープがレコードがとばかりいってたら、こいつと音楽のはなしをするのはめんどうくさそうとかおもわれても、しかたないのやもだけれど。実際に、ことし買った200本以上なカセットテープや100枚以上なレコード、どれひとつとして知らないきいたことがないっていうひとのほうがおおいんだし。
たくさんなのにまったくわからないものばかりなのって、こわいはず。
実際はこれどうだったとか、なんかよいのんないですかとか、きかれなければ、そんなに音楽のはなしはしないです。だから、こわがらないでください。
ただ、音楽のはなしをしてるときがいっとう生き生きしてるとはおもいます。

はしっこなもの追いながらも、ちゃんとはしっこでない方にもきいていただけるよう、できるだけ、音楽だけに通じることば、をつかわないように気をつけてはいます。説明な時点で意味がわからないと、はいってゆけないから。ほんとはドローンっていうのも一般的なことばではないから、つかわないほうがよいんだけれど。
そんなかんじでつねに、こちら側は開いてはいるんだけれど、誰もこないよね。大学生男子ばかり。最近は、BLさんでその子たちとはなしてるのがすごくたのしいんだけれど。

そして、ひとがなにきいててもよいんです。ただし、それきかされて好きでなかったら、めっちゃ流すし黙るけれども。こういうところがよくない。よくないとおもったら、よいとはいえない、相手のことが好きだとしても。こういうところがダメなのかしらとかおもいながら、36になっても無理です、やっぱり。


とかきのうの深夜にふとおもい。
で、きょうもその意味のわからない音楽たちがわたしのもとへ。
きょうの届きもの。

Meditationsさんからレコード2枚。


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Alis “Apache”
Fifth Wall Recordsから。
Astro:Dynamicsからのカセットテープがすごくよかった(でもあまり売れなかったっぽい)し、すこしまえのOpal Tapesからな配信のみのコンピレーションにも参加していたりなSubeenaことSabina Plamenova。

12インチです。
ことしの2作は民族感あるビートに、声の重なり、そしてドローンっていう展開だったんだけれど。
はじめから、かなり飛ばしてきます。ビートがばきばきとテクノ化していて。でも、進み方はやっぱり民族感が。
そこにまとわりつくざらついたノイズ、透明な靄のようなドローン、飛び散る液状シンセにと、かっこうよいです。
ビートがかなりまえにでてきたぶん、ダンス化してるわけですが、ドローンにシンセの透明感はそのまま残っていて、ビートのまわりを浮遊するかんじがすごくよくって。
B面は低音を強くして全体に細やかな反響とノイズを散りばめたようなItalのリミックス、よりアシッドなハウスなかんじを強調したようなMatrixxmanのリミックスです。どれもよい。








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Sudden Infant “What Am I Doing Here”
Gang Of Ducksから。
真空なビニイル袋にいれられてて、そのうえからマジックで手書きな。盤の真ん中も手書きと、こういうあたりが、ここ、ほんとかっこいい。

A面。What Am I Doing Here、とはじめっから曲名しゃべってしまいます。不穏で黒いシンセの明滅に、笑い声と叫び声、はなし声の交錯、うっすらとノイズがかって。最後、爆発感あります、というか唐突に爆発します。

B面、TCSはパーカッションのような音と、粗い呼吸のような音の反復なところに、テープで変調されたような音がこまぎれになって重ねられたり、ひゅううううううううううううううんとなにかしらが大きな弧を描く高音だったりが重ねられて。最後はひゃあひゃあひゃあと笑い声だかなんだかわかんない声がかわゆく変調。
暗黒なんだけれど、なんかゆかいな。

Kye方面な方もゆける反復感とか物音感、そこにビートっぽさも重なっていたりと、よいですね。あっ、Form A Log感もある。黒いのかふざけてるのかわかんないぎりぎりライン。かっこいい。
ダウンロードだとイタリアなことしベストカセットテープなひとつのHaf Hafさんリミックスもあります。これがまたかっこいい! それもiTunesにあったので、買いましたん。
買ったのTwitterでみつけてくれてて、やりとりしてたら、あちらの文にクマさん絵文字が。暗黒ではあるけれど、かわゆいひとなのやもしれません。アヒル飼ってるしね。

http://www.gangofducks.com/sudden-infant-what-am-i-doing-here/





レーベルのメインテーマ。




スウェーデンからカセットテープも届いたんだけれど、これはあしたにでもかきます、っていう流れてしまうフラグ。内容、ちゃんとかけてもふたつくらいね、1日のあいだに。


セカイが。
ワールドカップが、サッカーが、といってるあいだ、わたし、まったくかわらずカセットテープがレコードがとばかりいってるため、頭おかしいとおもわれては困るので、サッカーにも興味あるんだよ、っていう画像を。

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ワールドカップ、みられればみたいんだけれど、うちにはテレヴィジョンないので。
むしろこの時代の小川範子をみたい。国生さゆりブームなつぎは小川範子ブームです。Jカードも手に入れました。88年。

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| gang of ducks | 04:30 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Exo TapesからなCool Angels “Hole”
そろそろ。
ことしの右半分のカセットテープ20本、カセットテープのほか20、をちゃんとしぼらないと。レコードはカセットテープの半分しか買ってないんで楽かしら、そっちからかしら。
みなさんもかいてください、ね。10でもよいです。10買ってないとしたなら、その買ったものについて。
音楽メディアのよりも、しがらみとかないまったく個人なベストの記事のほうが、好きなので、読みたいのです。
あとはカセットテープででてるものはカセットテープできいてるひとのんしか信じないです。ダウンロードしてきいててもよいですし、ダウンロードだけな音源ですごく好きなのもありました、右半分。でも、ここはわたしとしてブレられないところ。ダウンロードだったら、倍は買ってきけるんだけれど、わざわざ生活苦しくなってももの、くらいにものが好きなんで。



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Cool Angels “Hole”
Exo Tapesから。
Exo Tapesのんを買い始めたのって、2年まえのCool Angelsのからで。
これに関してはMeditationsさんだけでなく、BIG LOVEさんにもはいってたりと。この2店にはいってるっていうことは、きかなくったってわたしが好きでしかないっていう。
前作はGnarからでてて、Boy FriendのChrista Palazzoleも参加してたりだったのを、Exoが再発だった。わざわざBandcampにあるものをカセットテープで再発するあたり、カセットテープ愛がかんじられたし、なにより音がよかったので、それから好きに、追うように。

今作はExoオリジナル。
めっさかっこいいです。かっこよくって母国語の関西弁がでるくらいに、めっさ。めっさ、ってまだいいますか? と、こういうことをかいてるから、Exoの方々が、翻訳しても意味わからない......と困惑したツイートをするんだけれど。

A面。
深い靄なドローンのゆらめきのなか、さびしく響くドラムマシーン。
Exoからのん、フィールドレコーディングにローファイなギターにと、どんどんと音が削ぎ落とされてゆき傾向がありますよね。
Cool Angelsもその流れに乗ってます。
全体的にもう、ドローン、ドラムマシーンがほとんど、その裏でシンセがすこしまいあがってゆくかんじもあるけれど。
深すぎる靄のなかでなにかしらが蠢いてる風景、さらにその様子を誰ひとりとしてみていないくらいなさびしさが。

B面。
はじまりはゆがんだドローンのなか、空砲のような打撃音。
なんというか、もはや花火だよね。打ち上げ花火。A面の途中からそうかんじるところはあったけれど、真っ暗で誰もいない砂浜でひとりで打ち上げ花火を連発なかんじ。
そしてすこし圧のあるごよごよとしたドローンの重なりに、そしてまた空砲のような音と金属音のような音の交錯のみに。
で、そのままゆくのかとおもいきや、最後、いきなりギターがさわやかサイケデリックに、きこえないくらいなささやきヴォーカルっていう前作のような曲がトツゼンで。
えっ、今回は女子なしですか?

前作よりもポストパンクというか、かなりミニマルなつくりになってるけれど、ローファイながら緊張感とかさびしさとかものすごくって、好き。




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前作も、ぜひ。




あっ。
Brad RoseのCharlatan、Mary Lattimore、Norm Chambers、Josh Masonなどなど参加なFET Pressからな7インチシリーズ、Line Drawingsの音源が公開されてる。
Desire PathからなLPにdigitalisからなカセットテープもまとめたのんで注文してるので、届くのがたのしみ。
Brad Roseのを部屋に飾りたい。




先月にひきつづき、ひどい喉の傷みを経験し、喉をできるだけ動かさずにしゃべるコツをつかみつつあるんで、このまま腹話術でも習得しようくらいな勢い。
はやくなおしてBLさんでビール飲みたい。。
| Exo Tapes | 03:52 | comments(4) | trackbacks(1) | pookmark |
高円寺15yaでのGIRLS ROCK! 上映会、そしてHooker VisionからなMotion Sickness Of Time Travel “Alpha Piscium” Grant Evans “Lacerations”
喉が。
先月とおなじく、夜遊びそのまましごとなのが喉を直撃。食べるものが通らない、いや通るけれど、唾液を飲み込むのすら痛い。。
万が一、喉がダメになったとき、ほかの穴から食べものを摂取できるように進化しておけばよかったのに、ニンゲン。
当面のおやつはトローチです。。
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声がまともにでないんで、BLさんの放送、わたしはお休み。
でもからだは食べものあまり食べてなくってへろへろでも動くので、高円寺へ。


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15yaというところで、『GIRLS ROCK!』の上映会、そしてポートランドでのGirls Rock Campへボランティア参加されてた、Riot Grrrl日本代表なチフミさんたちによる報告会。
P-heavy、すごく好きなのです。さらにわたしを、Asunaさん、Grouper、さらに韓国のイ/ランちゃんやパク・ダハムくんらと、つなげてくれた方でもあって。きょねん松本へいって以来なので、ひさびさ、うれしい。

映画はその、女の子たちが5日間のうちに楽器を学んでバンドをつくって曲をかいて観客のまえで演奏するっていうGirls Rock Campのドキュメンタリーで、4名の女の子を中心に追いながら、その5日間の成長を描いていて。
演奏がうまくなるように、とかそういう趣旨ではなく、ここではじめて楽器にふれた子もいたりするくらいで、まわりのおとなたちが、その子たちのことを一切の差別なしで向き合って、バンドを通して、その子たちのこれからへのなにかしらきっかけをみつける手伝いをしてるかのような。
その女の子たちのインタビューやキャンプでの様子から、その子たちがふだんかかえていた問題やらもぜんぶまっすぐ受け止めて、演奏や歌に無理からにではなく、転換してゆくようになれる様子が、すごくって、たのしかったり、きゅんときて涙がでたりと、すごくよかったです。
アパレル業界の家な子、もはやスター感あったし、メガネな子、おっきくなってNovellerみたいになんないかしらとかおもいながら。

バンドに歌がはいってるもの、どころかもはやシンセも女の子なものがいいってなってるわたしにとっては、女の子たちが集まってバンドの練習をして、っていう光景だけで、もはやステキすぎます。

そして。チフミさんは、これのニッポン版ができるように動いてらっしゃって。
ニッポンってアイドルになりたい子はたくさんだろうけれど、バンドをっていう子がたくさんなら、もっとたのしいとおもうのね、ニッポン。
がんばっていただきたいです。

会場の設営もじぶんたちでだったり、DIYなかんじもよかったし、いただいたzineも内容濃ゆくってたのしかったし、Twitterでフォローさせていただいてる方にもばったりあえたりと、いってよかった。

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体調不良を理由に、もうどんどんとたまっていってます、届いたもののこと。
きょうも届きもの。まずそのことから。


Hooker Visionからの2本。

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Motion Sickness Of Time Travel “Alpha Piscium”
Grant Evans “Lacerations”
わたしがカセットテープにここまでのめりこむようになったのって、MSOTTを、そして彼女がやってるレーベルHooker Visionを追うようになったからです。
で、ここにつながってる方をどんどんとたどっていったら、いまみたいなかんじに。
きょねん、転売クソ野郎があらわれて、旦那のほうがキレてしまい、1年ちょっとレーベルからなリリースは停止、さらに嫁MSOTTは毎月1枚なCDシリーズはじめたりと、ほんとこのレーベルにMSOTTにと、カセットテープはひさびさで、それだけですでにわたしにとっては感慨深いのです。

MSOTTは、ここ1年のCDシリーズ、すべてが1時間1曲っていうつくりで、かなりゆったりとしたシンセドローンから、宇宙シンセが盛り上げってきて、声もかさなっていうかんじだった。でやっぱりカセットテープになると、曲も8曲になり印象がちがってきます。
点滅するノイズがかったシンセのまわりを、はねまわる細かいミュータントなシンセなはじまり、かなり引き算なかんじがよいです。
そして、2曲目では膨らむノイズのなかをぺきぺきと折り重なるシンセ、そしてノイズがふくらみきったところで、はかない声も重なってと。
B面はノイズなかんじがつよくなっていて。
はじまりは声と音数すくないノイズの絡み合い、そして長尺な2曲目ではかなり強めなノイズが中盤にふくらむんだけれど、そのノイズの雲のなかから放たれるビートにちかいシンセのビームがかっこよすぎる。
そして最後のタイトルな曲。これまでのゆったりとしたシンセのドローンの重なりと、今作でみせたノイズ感が、そして声がかなり壮大なかんじで結びついていて。
きょねんsplitだしていたりなJSLPCからけっこう影響あったのではというかんじ。
やっぱりステキすぎる。やっぱりこのひとはカセットテープがうれしいな。





旦那Grant Evans。いろいろな名義があったけれど、最近は本名名義に落ち着いてますね。Hooker Vision停止中はVAALDを運営してたり。
今作は、っていうか今作もノイズです。
はじめっからかなりな金切り感の明滅。
そして、どこかゆるいというかローファイというか生々しいというか。
B面のサンプリングな声がスクリューされたりとたゆたうなかに、ノイズなのがかっこいい。
で、そのあとにつづく、電車が走ってるかのような物音からのノイズと、ノイズっていうよりも物音系っていったほうがしっくりくるかしら、旦那の音。






あと、いくつか知ったこと。
金曜、Susan Balmarがツイートしてて知ったレーベルPsalmus Diuersae。
音になまえから、Susan Balmar別名義なのかしらとおもいながら。
で、きょう、HHWでもとりあげられていて、ふたたびみたら、きのう時点であったものがいくつかなくなってる。
きのうはBandcampなのに、タイトルのところにYoutubeのURLがかかれてるだけのものもあったり。USBに曲がはいってるっていうのもなくなってる。
で、いま、またみたら数時間まえにはなかったものが。
なんなん、このレーベル。カセットもいつのまにかで、逃したし、かなり不明な。





Hot Releasesはまたよさそうな女子が。Not Not FunからだしてたFather Fingerとなんかやってた子みたい。待ちます。おねがいします。





AU+だしてるイタリアなMinimal Trend、そこつながりなXiuのMV。ぶぼぼぼぼいうシンセに女の子の声、好みすぎる。



| - | 03:31 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Form A Log参加なV.A. “Another Dark Age”
きのう、おとといと。
Tesla Tapesのんに、Exo Tapesのんにと、届きものにまみれてるんだけれど、きのうBLさんなあと、朝5時まで飲んで、そのままひとの家に泊まって、でもひとの家で寝るのんニガテで2時間くらいしか眠られないまま、しごとで、へろへろ。

すこしだけ、はやくかいたほうがよいことについて。

1080pが。
ヴァンクーヴァーなカセットテープレーベルですけど、レーベル生誕1周年で、あちら時間の19日のあいだ、ほとんどの作品、name your priceです。name your priceだけれど、本人たちフリーっていってるんで、こういうときはフリーでもよいとおもいます。
Golden Donnaの別名儀Ausculationは先月のベストにいれました。ぜひ、この機会にきいてみて、気に入ったなら、カセットテープで買えばよいとおもいます。





ひとつだけ。
かいておこうかしら。

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V.A. “Another Dark Age”
オーストラリアなあたらしいレーベルAnother Dark Ageからなカタログ1番の4組コンピレーション。
Container、Profligate、Dinner MusicによるテープテープテープなユニットForm A Logがはいってる! もう、なんていうか、それだけでもう。
いれてくれてありがとうございます♡ NPLGNN、こちらも注文しました、よ。
はねるけれども重たいビートな音、そこにぶーぶー、むーむー、わあああああああああんと高音、たくさんな話し声の交錯、笛な音などなどなどなどが、どんどんつぎつぎに重ねられてゆき、混濁してゆく南国っていうよりも南米の暑いところみたいなサイケデリックな。
きょねん末なアルバムの曲よりもゆるさはすこしおさえぎみ、コンピレーションにあわせたのか、かっこいいです。

これまでのもぜひ。

http://formalog.bandcamp.com/

http://decoherence.bandcamp.com/album/the-two-benjis


あとはみんな大好きVeiledのバルセロナ側のひととsplitだしてはったらしPhantom Selector。1曲目で、ぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼいう煮立つ低音のなか、叫びにすらなりきらない叫びノイズ。そして最後はすべてが溶解、液状と化して。

A面2曲目。Victimはイタリアな方みたい。ばっきばきです。高速で跳ね回る鉄球、そしてその跳ね回ってる部屋から逃れようと鉄の壁を叩く音、そしてその外からも叩く音が呼応してって、もう叩いてばっかりなんだけれど、かっこいいです。

Carrier。
ごよごよノイズがかった電子音の奥から、低音なビートがずだだだずどどどとちいさめこまかめではいってくるんだけれど、それ、トツゼンに大振り極太に変化して、きゃあとなります。かっこいい。
このひと? いや、写真みたらイメイジとちがうんだけれど。

http://www.clananalogue.org/artists/carrier/

Form A Log、お正月に京都なひととはなしたとき、まったく売れていない、っていって、そしてまだ残ってる。でも、つぎBatheticからと、買った側は間違っていなかったとおもいます。
ここでぜひ!

http://www.meditations.jp/index.php?main_page=product_music_info&products_id=14641





きのう。
新大久保へいったんだけれど、みたいドラマがあったんでひさびさにDVD屋さんへ。
ブログの横の2012年ベストな画像の、頭蓋が天上につきささるところね。
でも。もうすぐ閉店で、DVDもなかった。

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月曜日。ふと何年もあっていない専門学校のときの同級生な子のことをかんがえてたら、火曜トツゼンにfacebookで申請きて、タイミングのよさにきゅんとなったけれど、よくみたら名字が変わってた。。
| form a log | 03:10 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
TRS-80 “Volume One” 、そしてAU+など注文なこといくつか
きのう。
今月、とんでもない金額が引き落とされてるときづいて、暗黒になってました。
引き落とされるまえに明細とかみろよっていうはなしなんですけど。
銀行いって、あらら、とおもい明細みてみたら、ちょうど先月の50本なところに、The Line Drawingsシリーズ全部買いとか、Batheticの11本組みとか、おっきなもの重なって。結果、家賃の倍。。
いや、安アパートメントにすんでるんで、だいじょうぶなんですけど、さすがにちょっとかんがえました。
かんがえた結果、年始の目標通りなカセットテープは1日1本ペース、を守ろうと。こえるとさすがに生活が苦しい、わ。でも、先月の50本のうちたとえば20本なにけずる? っておもうと、血を吐くほどに悩みそうなんだけれど。

かんがえ終わったので、すっきり。
きょうからちゃんと再開。

我らがカセットテープ神Brad Roseはもはや6月のん発表しちゃった。いつも20日過ぎなのに、不意打ちに、かなり興奮。そのうち3本注文してしまった。
ニッポンの方はいってる!
Yagiさん。
コラージュなケースがかわゆいし、きいてみたくって、注文。




そして、イタリアなレーベルからのAU+。ちょこっときいたら女子で暗黒で、ってもう好みすぎる。

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あと知ったこと、いくつか。

BatheticからなForm A LogのMVが。たのしみ。



WWCがよかったObsolute Futureからコンピレーションがでます。
ほかどんなかんじでしょう。まだ音でません。




Circuit Des YeuxのあたらしいMVが。きょねんの “Overdue” から “Acarina” 。
わたしのなか、アメリカのインディのなかでもいっとうかわゆいひとりなのに、そのかわゆさを暗さがうわまわっていてよけいに好き。

Circuit Des Yeux "Acarina" (Official Music Video) from Julia Dratel on Vimeo.



まえのMVはめずらしくまっすぐかわゆい。






カセットストアーデイ。
ことしもあるみたいですね。
もともと、カセットテープ自体が50本とか100本くらいなんで、その日限定とかいわれてもぴんとこないから、普段カセットテープをだしてないそこそこおっきなレーベルがそこそこなまえのおっきなひとのんを限定でだす、っていうかんじで。ニッポンにおけるレコードストアーデイみたいなかんじっていえば、わかりやすいやも。
で、日頃からカセットテープをだしてるカセットレーベルにはなにもなんないし、その出し方にはやっぱり怒る、っていう構造でした。
ことしはどうなるんでしょうか。
きょねんは、Decimusの草テープがカセットストアーデイ向けだったので、結果、あってよかったとはおもったり。
そして、これをきっかけにカセットテープをきくひとが、すこしでも増えたならっていうのもあるし、ないよりかはともおもうし、でもやっぱりちょっとはがゆいしで、きぃ! となります。



そうだ。
土曜日。BIG LOVEさんでの買い物。
カセットテープ4本。

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BurgerからなPuzzle、Puzzle、Enjoy、The Garden。

前回はいったときは買い逃し。サイトではいくつか消えてしまってたんだけれど、お店にはありました。
やっぱりお店にくるひとびいきなところ、大好きです。
などというと、トウキョウではないこちらとしてはすごくイヤだとおもわれるやもだけれど、そういうところも含めて、トウキョウってそういうのが手に入る街、で、トウキョウでよう、遊びに行こう、っていうひとがちょっとでも増えればっていうかんがでなお店びいきっていうのも好きです。わたし、京都も好きだけれど、なぜしつこく残ってるかといえば、そういうところがトウキョウにあるからで。京都へ戻ったら、もうこっちへは再びでてくることはないだろうなとおもうので、もうすこしいたいです。いさせてください。


レコードも1枚。

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TRS-80 “Volume One”
Vinyl Internationalから。
こちらの耳の好み直球なシンセでした。
ドラムマシーンなビートに、きらめき飛び交う宇宙シンセに、むんむんな低音、ざらついた声のサンプリングに、ときどき飛び交うノイズをまとった音と。
3曲目ではむんむんドローンはじまりからすっかすかなドラムな音だったり。
低音はファンク感あるし、ビートが生なドラムのかんじで小気味よいところもあるし、それでいてしっかり宇宙だし。






BIG LOVE TVでもおはなしさせていただきました。
仲さんがブログにかいてくださってるんだけれど、土曜からなぜかこちらのなまえのうしろに変態ってつくように。コーナー名みたら「HE "N" TAI戸田先生の相談コーナー」と。
9割くらいの方はひく内容になってるんですけど、お時間あるときにでも。
ただ、下ネタとしてはなしてるつもりはないです。わたし、乙女なんで下ネタはNGです。あくまでノンフィクションとして。
これをきいて、恋愛でひどいことがあってもまだじぶんはだいじょうぶなんでは、と反面教師的なかんじで受け取ってもらえれば、っていう趣旨ではじまってるので、どんどん失敗すればよいとおもいます。いや、むしろこわくなりますか?
ひどいことになっても、数年後には笑ってきいてもらえるはなしのネタになるので、いまどん底でもだいじょうぶですよ、っていうこともいいたいです。
若ものの心配をしてる場合ではなく、わたしも恋愛したい。。
あと、放送中なはなしのクラミジアはもちろん完治しています。これ、大事。

http://yaplog.jp/bigloverecords/

http://www.ustream.tv/channel/big-love-tv

BLさんところの放送、ほぼ毎回に出演するようになってるけれど、いっこうにモテやしません、どころかひかれてるんでしょうか。ぎゃん。



さきほど。
うちにはテレヴィジョンがないんでみられてないんだけれど、TLにペペが頭突き、ペペが頭突きと流れてきて、そのたびにうちの実家にいた飼い犬ペペに頭突きされるのん想像して、にやにやしてました。
なんかニオイまでよみがえってきた、とおもったらじぶんの足のニオイだった。。靴下あまりはかないので、日によっては、室内にいたペペよりもクサい、屋外で飼ってるイヌのニオイがするときあります。

お金がない、HE “N” TAI、足クサい、と自滅な日だわ、きょう。

| - | 04:08 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |