過剰レヴュウ。
金曜、鰻谷sunsuiでのWildbirds & Peacedrums、ooiooライブのこと。
せっかくなので、あちらで2日にわたってかいたこと、つなぎあわせて流用。
W&Pのほうは、曲順がわかるため、近い映像ひっぱってきます。
トウキョウ暮らしだけれど、1泊1日で関西旅行。
京都のソワレで青くなったあと、阪急地下鉄乗り継いで、大阪の心斎橋。
鰻谷sunsui。
大阪でライブをみるなんて、もう12年ぶりくらい。
会場に降りるも、もちろん知ってるひとなんていないし、暗黒なわたしははじめてくる場所、しかも大阪というのんで、より暗黒に。
ぼんやりジターヌを吸って開演を待っていたなら、外国の方にトツゼンに声をかけられて、英語はなせますか? と。
トツゼンであたふた、トツゼンの場合、わたしの口からはフランス語しかでてこないため、jeという主語がでてきてしまったら、なんと。
その方、スイスからきてはるひとで、フランス語が通じてしまいました。
Last.fmの、このイヴェントのページでわたしをみかけたらしく、画像に似ているからもしやとおもい声をかけてくれたそうで、それから、いろ
いろとおはなししてくれて。
で、そのスイスの方のスイスの恋人としゃべっていたニッポンの子ともしゃべりはじめて、英語、フランス語、トウキョウ語、関西語と4カ国語入り乱
れ、さらにフランス語ができる方が加わってと、なんかよくわからん集団に。
そして、開演です。
Mariamは細いパンツ(ズボン)?
にうえが黒いゆらゆらとした、なんていうの、カーディガンでもなく、シャツでもなく。そして髪の毛は、長いんだけれど、耳よりまえを刈りあげ、上で結んで
とさかみたいにぴょんぴょんさせて。かわいい。もう、めっちゃくちゃ。そして、けっこう背丈は小さかったです。
Andreasは黒い、ちょっと長めな胸元のあいたカットソゥに緑色なパンツ(ズボン)たしか。
ステージには、ドラムセットがなぜかふたつ。ツィター(板に弦がはっているものね)がこちらからみて、左に。
はじめは1stのPonyから。
ツィターをしずかにひきながら、歌うんだけれど、Mariamの声がすごい。
そのままな流れで、There Is No Light。もう、これやってしまいますか。
マイクを替え替え、タンバリン振り回しながら、直径2メートルくらいの範囲を歩きまわりながら。そしてAndreasドラムも。
この曲、PVがかっこうよすぎまっせ。
つぎ。
あらかじめ録音なスティールパン音のなか、Chain Of Steel
So Soft So Pink
CDだと、はじめの声のゆがみはなんなんだろう、とおもっていたんだけれど、正体判明。ハーモニカをマイクと口のあいだにはさんで、歌いながら吹
いていました。それで、あんな声。
そして、最後のほう、スティールパンとドラムが乱れ打たれて、からだが動いてしまいます。
このあたりから、曲順は脳内で前後になっているやも。
Places
マイクとおさなくたって、生声とドラムで、じゅうぶんにすごいんでは、とおもっていたら、はじめ、ステージのまえのほうにでてきて、生声。
Andreasもすこしそれにあわせて、しずかめにドラム。マイクをつかいはじめたら、ドラミングも強くなりと、なんて気のあった夫婦。そう、夫
婦なんです。
Doubt/Hope
この曲でであったため、とてもおもいいれがあります。
とちゅうから、Mariam、首を振って、なにかしら、降りてきているのでは感がでていました。ほぼドラムとヴォーカルとシンプルな構成なんだけ
れど、やっぱり基本な、ずっとむかしからあるような、すごく、シャーマニックに呪術的な、それでいてポップな、とおもいました。
The Window
でまた生声はじまり。
Liar Lionではツィターかきならし、ちゃんとどこひいてるのかわかってるん?
くらいなかきならしかたで、跳ねていました。かっこうよい。
ここから、さらにすごいことに。
ゲストとして現れたんは、DeerhoofのGreg。
Gregギター入りのMy Heart。
かわいらしいスティールパンに、ちょこっと変態な動きで弾かれるギターのぎゅんぎゅんが加わって、すごい。
そして、最後なんだけれど、Today/Tomorrow。
GregとAndreasのツインドラム、さらにMariamまでもドラムを叩いてとトリプルドラムス。Mariamは、なんどかスティック飛ば
してしまうほどにちからづよく、GregとAndreasの息が合いすぎ。
終わった、とおもったら、また連打、終わったとおもったらまた連打で、たのしくって。
これに、Gregドラムがくわわるかんじ。
やっぱり、ライブもドラムと声が中心で、でも、細やかな工夫を大胆に用いながら、くりかえされるリズムのなか声はちからづよく、呪術的で、それで
いてポップでかわいらしく、さらにゲストまでくわわり、遠くまでいってよかったとおもいます、ほんと。
そして。
ooioo。
Gold & Greenしかきいていないため、かなりひさびさにきくことになります。
そしたら、すごかったのです。いまのわたしの耳を直撃な。
ドラム、すごかった。子持ちでも、キケンをおかしてほれてしまうくらい、かっこうよかった。おととし(きょねんやもしれない)ソロのんもみたんだ
けれど、本気アフリックでした。
そして、突拍子のないヴォーカルのはいりかた、曲の展開、かっこうよすぎる。
演奏がへろへろな、というイメイジを持っていたんだけれど、うまくって驚きます。
そして、出会った方がスイスの方におすすめされていた “Taiga”
買っちゃった。これもすごい。試聴したならライブでたくさんやっていただろう曲のはいってるきょねんのも買ってしまおう、さっそく。
OOIOOのとき、わたしのすぐ真ん前に、W&Pのふたりがはいってきて、ライブのあと、ミーハーなわたしははなしかけました。
Andreas、タバコをこちらに差し出してくれたり、ことし、また来日予定と教えてくれたり、Andreasのバンド、Fire!
の2ndが夏にでるよと教えてくれたりと、穏やか気さくでなんてよいひと。
サインもしっかりいただきました。
ライブがあまりにたのしく、さらに神戸、京都、大阪と無茶な移動で、しごとを休んだのは1日だったけれど、心持ちは4日くらい休んだ気分、ね。か
らだは4日くらいよけいにはたらいたくらい、ぎっちぎちになっているけれど、も。
あした。追加公演ね。
80名限定らしく、なんとか。あとのバンドを知らないため、それらがとても人気だったりしたら、はいれやしないので、はやめに買い物すませていき
ます。
Doshのん、でています。ローズにドラムなDoshのあたらしいアルバム。
おおよそ、トウキョウではシューゲ週間なんだけれど、わたしのなかでは完全にドラム週間、ね。部屋の片隅で眠っているコンガをいまから連打したい
くらい。そんなことしたら、わたしが隣人たちに殴打されるということくらいわかっているので、やりません、けど。