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Dirty Dirt

Peak OilからなFelicia AtkinsonとEnsemble EconomiqueユニットなNaked Island “s/t”
さきほど。
更新したところだけれど、きょうはまだかける。
なので、きょう、朝に届いたもののこと。

IMG_5342.JPG

IMG_5343.JPG
Naked Island “s/t”
Peak Oilからな。
ここ、きょねんGrouperのLiz HarrisユニットSlow Walkersをだしたところです。

今回も、ジャケットの中央部に、ぼこっと厚紙。さらに、それ、ホログラムになっていて、鳥さんにくわえられた赤い布がゆらめきます。かわゆい。

Je Suis Le Petit Chevarier名義でも活躍中なフェリリことFelicia Atkinson、Ensemble EconomiqueのBrian Pyleユニットです。
フェリリは本名名義だと壊れきったフォーク、JSLPCはインダストリアルなひとたちよりも暗黒なノイズにシンセに幽霊声が重なってっていう。
Ensemble EconomiqueはきょねんNNFやらフェリリらのShelter Pressからのとか、おととしのBatheticからのんとか、声がはいってきたりで、さらによくなってるサイケデリック、SPのんはインダストリアルなかんじになっていたり。
フェリリはUmor Lexからのんきょねんのヴァイナルなほうのベスト1にしてしまったわけですが、ことしもベストにいれることになりそう、これを。

A面、B面、それぞれ20分くらいなのが1曲ずつっていうつくりからして、もはや。

A面。
ポエトリーリーディングのうしろで、ゆらめくシンセドローンと、飛び交う宇宙シンセ、そこにうっすらとビートが重なって、どんどんと壮大に展開してゆく宇宙シンセのひろがり。そして、
まず、声が幽霊声ではなくなってる。

B面では、はじめっから早急などたどたパーカッションなビートがすこしこもった感触で打ち鳴らされるなか、ふたりの声ドローンが重なってゆき、そこに高音のノイズが時折堕ちる星のように降ってきたりしながら、シンセにギターのドローンがうっすらとかさなってきて。声ドローンもあらわれては消えし、気づけばシンセが徐々にサイケデリックな音のつらなりをみせてきて。そして、全体をノイズが包み込んできて、

なんだろう、いままでにない音のバランス、きこえ方。
A面の感触からいうと、ビートもはいってテクノなんだけれど、徐々になシンセの音のつらなりが勝っていってこれまでのEnsemble Economiqueのようなサイケデリックな感触があとに残って。
B面もはじめのビートな曲のはずなのに、ドローン、そして終盤にはノイズドローンな感触で、そのあいまにもビートはやまないんだけれど。
Opal周辺、Karen Gwyerがドローンな曲やってるけれど、それともまたちがうし。
Love CultにDrussあたりかなとおもうも、あそこまでビートなほうによってないし。
ビートががっつりはいりながらも、しっかりそれぞれのサイケデリックなかんじをそのままうちだしてかぶせて、ふしぎな感触になっています。

試聴とかがないため、ことばでしか伝えられないんだけれど、フェリリ、そしてEnsemble Economique好きはもちろんなんだけれど、ビートなものはちょっと、っておもってるドローン好きな方もぜひ。

こういう音がいまいっとう好きなのかしら。digitalisのコンピレーションだとIsolde Touchがいっとう。Opal TapesのだとAlisが。ビート、ドローン、シンセが混在、しかもぜんぶしっかりっていう。


http://www.thisispeakoil.com/



と。フェリリ、秋にはSun Arawとツアーするみたいで。きょねんのNNA Tapesで暗黒すぎるセカイにすこし光がさしたかんじがしたので、それを機会にもっとたくさんな方にきいてもらえたらよいなとおもいます、よ。
| felicia atkinson | 04:39 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |