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Dirty Dirt

Cosmic WinnetouからなVenn Rain、Banana Pill、Asphodel / TALsounds & Steffi Neuhuber
先週末の。
ArcaからSicSic Tapesのショーケースライブまで、遊びまわったんですけれど。
月曜の朝、目が覚めたなら、喉が痛くって、飲み物すら飲めないくらいで、おおよそ遊びすぎな疲労で扁桃腺が腫れてしまい。
きのう、しごとのまえに病院へいって、お薬もらって、きょう、2日ぶりに液状、半液状ではないものも食べれるくらいになりました。
ふだんは、遅くまで起きてるけれど、そう出歩いたりしないんで、じつのところ体力なんてないんです。もうそこそこおっさんですし。

Arcaあたりからの買いもの届きもの、かいていないことがたくさんで、どこからとおもうんだけれど。


きょうは。
きのう届いたCosmic Winnetouからのについて。

ドイツのGuenter Schlienzさんレーベルです。
Guenterさん自身、しー辰やら、最近ではSacred Phrasesからだしていたりなシンセな方で。
前回はプロモーションとしてなぜだかいただけたんだけれど、今回は支払わせていただきました。
今回はJカードがSylvia Monnier!

http://www.cosmicwinnetou.blogspot.jp/


IMG_5217.JPG

Venn Rain “Crepuscular Raze”
Tidal、Journey Of Mind、Clime、HOLOVRなどなどたくさんな名義で活動してるJimmy Billinghamさん。リリースもdigitalis、Hobo Cult、しー辰、宇宙奴隷、Tranquilityに、Sacred Phrasesとカセットテープ界隈王道をすすんでおります。

うっすらとノイズがかったゆらめくドローン、そこに哀愁たっぷりな夕陽を帯びたギターな音が、ってドローン好きなんだけれど、最近、それにあわせたことばがネタ切れしてる、わたしのなか。
A面の1曲目最後がけっこうぶつりときれてそのままはかなく終わってしまう2曲目への展開がよかったり。
安心して身を耳をゆだねられるドローンです。




Banana Pill “Weave”
フィンランドのSasha
Ous MalあらためNuojuvaのOlli Aarniといっしょに活動していたりなBanana Pill。
Nyteではいっしょにやってましたね。

ギターの爪弾きがなんか音程ズレながらなはじまり、そこにまたテープでながしたかのようなストリングスの微妙なズレのドローンと、澄んだストリングスの音が重なって。澄んだ音はけっこう高い目の音のつらなりで、そこがドローンではなくメロディをつくってるんだけれど、それもけっこうミニマルなすくない音でのつらなりで。
やわらかい音と、澄んだ高音のゆらめきの組み合わせがすごく心地よいです。
ギターの爪弾きもささやかに全体に。

ストリングスが主体なクラシカルなフンイキもただよわせながら、おもちゃっぽいパーカッションの音にと、フィンランド感もありながら。そう、フィールドコレーディングなのか、おもちゃかなにかの人工的な音なのか、A面最後、B面2曲目では鳥っぽい声とかどうぶつ的な声もはいってきたりもします。
全体にテープ質な音してる録音をさらにテープなんで、すごくやわらかくあたたかく。
B面最後のあたたかい陽のあたるようなギターの爪弾きのうえに、ストリングスがゆらめく風のように重なり、テープのかすれるノイズが鳥の声のように重なって、ことしのカセットテープななかではいっとう牧歌的な、幸福感がただよってます。

http://bananapill.bandcamp.com/






Asphodel / TALsounds & Steffi Neuhuber “Aokigahara, The Black Sea Of Trees / Barren is”
splitです。

Asphodel、知りませんでした。トルコなAtay IlgunさんとAlper Yıldırımさんのふたり。Atay Ilgunさんはほかの名義でインダストリアルなこともやってるみたい。
タイトルがこわいんですけれど。
はじめは、シンセドローンのなかに切ないミニマルなピアノが、っていう。クラシカル感あるなぁとおもったら、2曲目、いきなりノイズですわ。ハーシュノイズのむこうにただようなにかしらの声のようなシンセがゆらめいていて。で、ノイズがトツゼンにとまったら、こんどは空気感を出すだけのようなささやかなドローンに、遠くから笛の音が。そして川の流れのようなノイズの重なり、遠くからはまだ笛の音が。そしてまた瓦解してゆくようなノイズ、そしてトツゼンにはいってくる澄んだミニマルなギターの爪弾き、そしてぽこぽこごもごもな電子音がとても深いところで響いて、幽霊のうめき声のようなものが遠くから......とかなりこわいです。
終始、風景は真っ暗な森の奥、足を踏み外して崖から転げ落ちた先、とても空気の澄んだ空間にでて、なにものかに笛で導かれ、森の奥へ奥へ......と、タイトルがあれなんで、どうしてもこういう音の風景が浮かんでしまうわけですけれど、このタイトルでなくったって、こわいです、が最後、光のような音のゆらめきとノイズで、ちゃんと成仏できた感はあります。




B面。
TALsoundsことNatalie ChamiはGood Willsmithの女の子ね。Good Willsmith、ことしのレコードなほうのベストにいれたい。
Steffi Neuhuberはオーストリアの子らしく、これがはじめてです。コントラバスリコーダー奏者。

高音シンセのゆらめき、低音はなんだろう、これがコントラバスリコーダーなのかしら。そして声ドローンもうっすらと重なって、もうこれだけで好きな音。その空間を、気の狂った鳥のようなノイズな音が飛び交います。
ノイズがかったシンセのドローンのゆらめきに、Julianna Barwick感ある高音で澄んだ声がゆらめいて、で、そこにまたノイズとテープを遅くするようなぐだぐだ感が重ねられて。
で、声を加工してるのか、かなり嘔吐感あるげしゃげしゃな音がしばらくつづいたりと、かなり飛ばしてます。
TALsoundsは過去音源をBandcampできいていて、シンセドローン、かなり期待していたんですけれど、前半、ノイズがかなりたいへんなことに。
3曲目あたりの、シンセのゆらめきと、かつかつ物音感に、そこにまたノイズが。ノイズに吐息感があるんで、もしかしてコントラバスリコーダーな音?
4曲目あたりのローファイなシンセのゆらめきにところどころテープのゆるみ、そしてノイズもそのゆらめきにあわせてかぶさってくるバランスあたりがちょうど心地よく。






いくつか知ったこと。

Where To Now? からだしてたポルトガルのOndnessがname your priceで2作品公開。これ、なにかリリースあるのかな。京都のひともDREEVあげてはったけれど、ポルトガル、すごい勢い。






我らがカセットテープ神Brad RoseのCaught On Tape5月のんがでてましたね。
いまのところ、Guenterさんのしか買えてない。Hausu MountainのんはMeditationsさんにあったので注文。Leavingのはそのうちはいるだろうし、すごいのが食品まつりさん、はいってる! Noumenal Loomからなんだけれど、これは注文して届くの待ちです。
あとは、Astro:Dynamicのんもどこかしらで買えそう。

http://www.factmag.com/2014/05/20/caught-on-tape-the-months-essential-cassette-releases-may-2014/

コラムのはじめでBrad RoseもちょこっとかいてたBatheticからな11本組。
そのうち1本、イスタンブールのEkin Filのんが公開されてる。Ekin Fil、ドローン界のアイドルです。かわゆい。先週、送ったよメイルきてたんで、届くのたのしみ。はやく11本を縦につなげたい。




BLさん、Batheticのんいっつもはいってて、でもさすがにこれはとらないだろうなとおもって直接なんだけれど、レジ前にずらりと11本ならんでたらどうしよう、っていうはなしをマルくんとしてました、よ。
きょうはまだ調子悪くってBLさんゆけなくって、それがかなしい。

あと、また無理難題きてます。Golden Donna。誰か連れてきてあげて。
| cosmic winnetou | 03:55 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |